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ベトナムで乗り越えなくてはならないもの


 初めてのアジアバックパック旅行で乗り越えなくてはならないもの、というのはいくつかあると思う。

タクシーの客引き
値段交渉(特に事後)
不衛生

などなど。基本的にこなしていくうちに慣れるものではあるが、平和で何かと整備されている日本で暮らしてきた私たちには、初めてこれらに遭遇したときの衝撃といったらまさにカルチャーショック以上である。 国や地域によってこの激しさはかわってくると思うが、これは絶対にホーチミンは上位にランクするだろうというものがあった。交通だ。 

2007_1229AD


小さなマーケットで買ったジュースを片手に、旅行会社を目指し歩いていた私は大きな通りの交差点にさしかかった。片側3〜4車線ぐらいあったと思う。

そこには信号があったのでしばらく待った。が、信号がかわっても流れが止まらない。なぜなら交通量自体が多いので右折車(ベトナムは左ハンドル)もそれに伴って多い。その上赤側の方でも隙あらば右折車(主にバイク)がどんどん曲がっていくのだ。そこに歩行者優先という文字はない。あと写真を見てもらえばわかると思うが、日本の道路では車は基本的に平行に進むがここホーチミンでは「斜め」が存在するので注意しなければならない方向は360度全域である。

どこか渡れそうなところはないかと周辺をうろうろしたがどこも同じ状態だ。もしかして一生渡れないんじゃないかと思ったりもしたが、5分ほどたたずんだあと、他の歩行者が来たので後についてなんとか渡ることができた。たがそれでも轢かれるるんじゃないかとかなりドキドキしながらだった。


大きな通りでなくともバイクと車が無秩序に行き交うためかなり大変だ。片道1車線の道だと逆走してくるバイクも多いのでうっかり道に出られない。とにかく神経を使う。

とある細めの、比較的交通量の少ない道を渡ろうとした時に誰かに腕をつかまれた。振り向くと白人の50代ぐらいのおばさんで、必死の形相で私に言った。

「一緒に渡って!」

きっと欧米では歩行者優先、カナダでは横断歩道のない所でも渡ろうとすれば車が止まってくれたので、このおばさんにはこのホーチミンの道路は恐怖以外の何者でもないのだろう。

おばさんをなだめながら一緒に渡ったが、道路を渡る間ずっと両手で私の腕を強くつかんでいたので本当に必死だったんだと思う。


結局その日はホーチミンの道が入り組んでいる上に道の名前がわかりにくいのとで迷子になったおかげで、道を渡ることに慣れることができたが、交通ルールとかインフラ整備とかがどれだけ重要なものなのかを思い知った一日だった。

2007_1228BG
この道路を生き抜くコツ
1)ゆっくり一定の速度で歩く               
2)車、バイクがくる方向を見ながら歩く
よけきれないので向こうによけてもらいましょう。


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カテゴリ:ベトナムとカンボジア | 23:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
たびそら−三井昌志さんの帰国報告会に行ってきました
私が好きでよくチェックしているブログがある。
旅写真家の三井さんという方のもので、「旅空日記」と「 バタフライ・ライフ」というブログだ。


インドを中心とした旅から先日帰国し、報告会をしますとブログで告知していたので仕事を早上がりして行ってきた。ちょうど私がインドに行った時期と重なっていたので、どんな写真や話しが出るんだろうと興味があったので。


ちょっと仕事がばたばたしていたせいで30分ほど遅れて会場に入ったため、後ろの方の席でスクリーンがよく見えないという少し悲しい結果となってしまったけど、それでもブログに掲載していた写真が大きなスクリーンに映し出されると、PC上で見るのとは違う迫力があっておもしろかったです。


ブログでもたくさん写真を掲載しているんだけど、PC画面で見たときは「この写真はあまり好きじゃないな」と思っていたものが、大きなスクリーンに映し出されるととてもかっこよく見えたりして、なんだか知らなかった良さを発見できたような、そんな気分だった。(音楽やスライドショーの編集の効果もあると思うんだけど・・・)


話しのほうは、普通の人が行かないようなところに行っているだけあってとても興味深かったです。
写真は、子供か、仕事をしている人が被写体になっているものが多いんだけど、そういったその土地の人々の暮らしを実際に見た人だからこそ、という話しや感想が聞けて面白かった。


今回この講演を聞いて(見て)思ったのは、グローバル化なんて言葉が当たり前になっている今、先進国や大きな都市というのは、実はその土地の個性というものがなくなっているんじゃないかな、ということ。



働く人々の仕事、服装、道具。
子供達の遊び場、おもちゃ。

グローバル化された土地では人の肌の色が違うぐらいで、あまり大差がないように思える。



しかしスライドを眺めていると、そこに映し出されるのは鮮やかな布を身にまとった女性がレンガを運んでいたり、子供達が牛の面倒をみがてら遊んでいたり、その土地ならではの生活。

先進国と比べると暮らしは貧しいのかもしれないけど、その姿はとっても活力があり、また個性があった。語彙が貧しくてうまく言えないけど、「生きる」とか「暮らす」とか私達が複雑に考えてしまうことを、その写真に写っている人たちはすごくシンプルに、当たり前のことを当たり前にこなしているような気がした。それはきっと昔からずっと続いている事をやり、これからもやり続けるからなんだと思う。そしてそれがその土地の個性を守っていくのだと思う。



と、まあここまで書いてあれですが、実際スライドを見ているときはただ単純にわ〜、すごーい、とかっこいい写真に惚れ惚れしていただけです。

写真で生計を立てているのにもかかわらず、Webで写真も旅記録もかなり掲載しています。
アジア旅行を計画している方はぜひ渡航前にチェックしてみてください。かなり前向きな気持ちで旅立てます。注意事項ばかりが書いてあるインドのガイドブックを読んでネガティブな気持ちになっていた私は、出発直前にこの人のブログに出会い救われました。まじで!




カテゴリ:その他 | 23:44 | comments(6) | trackbacks(0) | - |
旅の始まりはホーチミンから
JUGEMテーマ:海外旅行 総合


 結局、座り込んでガイドブックを調べていた私に諦めずに何度も声をかけてきたドライバーと交渉し、15ドルを10ドルまで値切ったところで根尽きて車に乗り込んだ。車はきれいな白い4WD車でドライバーはたくましい感じの女性だった。


タクシーは何事もなくホテル近くの大通りまで来ると、ドライバーは「そこを入ったところにあるよ」、と用事がなければ絶対に入らないであろう、薄暗く狭い路地を指差した。10ドル札を渡しお礼を言い、意を決して路地に入ると奥は明るく普通の住宅街のようだった。


2007_1228AI



Hostel World で予約していたホテルは程なく見つかり、すぐさまチェックインをした。
レセプションには若い男の子がいて、台帳を開き私の名前を探す。


慣れていないのか、何度もページをめくり私の名前を探す。綴りを言うが、それでも見つからない。困り果てた若者は奥に行き別の女の子を呼んできた。若いがしっかりした感じのその女の子は台帳をパラパラめくると私に告げた。


「ごめんなさい、あなたの名前はどこにもないわ。予約はされていないみたい。」


そんなはずはない。インターネットで予約してあるはずだ。


「今日は満室で空きがないの。」


そんなことを言われても、こっちはちゃんと予約済みのメールだってもらっているのだ。泊まれないじゃすまない。


「1部屋なら何とか用意できるけど、クーラーのない部屋よ。」


空港で力を使い果たしていた私には、ベッドさえあれば何でも良かった。プリーズ!と即答し、念のため1階にあるその部屋を見せてもらうと、どうやらそれはプライベートルームのようで、何かの大会のトロフィーや教科書らしき物が棚に置かれていた。



客室は2階から上にあり、1階はそのホテルを経営している家族が使っているようでキッチンやリビングなどがあったが部屋自体は普通だったので少し安心する事が出来た。これもまた、後でちょっとしたハプニングの原因となるのだが。



「掃除とシーツの交換をするから、少し時間がかかるわ」
そう言われたので、荷物だけ預けて早々に外へ出る事にした。最終目的地のアンコールワットへ行くためにシェムリアプ行きの飛行機のチケットを取らなければならないのだ。


ウェストバッグひとつで身軽になった私はとりあえず宿の前の道を歩いてみた。
植木鉢に植えられた木や建物の色・形。目に入るもの全てが新鮮だった。少し行くと大きめな通りに出た。屋台が集まった小規模のマーケットがあったので眺めながら歩くとジュースを売っているお店が目に付いた。

水分補給をしていないし、試しに一つ買ってみよう。
そう思いお店の女の子に話しかけた。何の味かわからないけど、黒っぽい色のジュースを指差しひとつくださいと英語とジェスチャーを交えて伝えると、ベトナム語で返ってきた。いずれにせよ持っているのはUSドルだけなので、1ドル札を渡す。女の子は困ったような感じで横のお店のおばさんに何やら話しかけ、どこかへ消えていった。



ベトナムではUSドルが流通していて、ドルで支払うと細かいお釣りをドンで返してくれるとガイドブックに書いてあったのだが、ローカル向けの小さいマーケットなどでは余り流通していないのかもしれない。

しばらくすると女の子が戻ってきて、ドンでお釣りを返してくれた。この時のレート、1USドルが16,000ドン。お釣りを見てもパッと見ではいくらあるのかわからないし、ジュースの相場もよくわからない。でもその女の子がうそをついてお釣りを少なくしているとは到底思えなかったのでそのままポケットへしまい、ジュースを受け取った。


ジュースははっきり言っておいしくなかったけど、普通に買い物ができただけで満足だった。ようやく気分が前向きになってきて、足取りも軽くSinh Cafe というベトナムでは有名な旅行エージェントへと向った。



2007_1229AA
ホテル前の道。
朝にはバナナを積んだリヤカーがやってきて近所の人に売っていた。





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カテゴリ:ベトナムとカンボジア | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
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