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ホーチミン1日観光ツアー 3
旅先で偶然知り合いに会う、というのは決して珍しくないと思う。
確かに、広い世界のここで!?と感じるが、観光地という名のピンポイントの場所に私たちは集まりがちなのだから確率は思うほど低くはないのだ。


さっき一緒にツアーバスに乗っていた人と数時間後に道ばたで出くわすのなんて、珍しくもなんともない。ちなみに、またどこかで、と別れたシンガポーリアンの女の子達とも10分後に別の交差点で再会している。



そのツアーで一緒だった女の子は、飲み仲間を捜していると言った。それほど遅い時間でもなかったのでつきあう事にし、その子が昨日行ったというレストランに入った。


ビールを1杯ずつと、おなかは空いていなかったがつまみにシュリンプカクテルを注文した。


最初はお互いの今までの旅の経路なんかについて話をした。しかしだんだんとその女の子は自分の事について語りだした。


神奈川に住んでいる事
小学校の先生をしていること
仕事に対する不満
なぜクリスマスに彼氏を置いてベトナムに来ているのか
一人旅が好きな理由
何が彼女を旅へと駆り立てるのか


最終的に聞いているだけになったのだが、どうも何かに対していい訳をしているように聞こえた。これは私のせいじゃない、こうなったのは仕方がない、こうするのは自分がそうしたたいからなんだ。もう話の内容は覚えていないが、とにかく自分の行動や人生を肯定したいようだった。


別に私は彼女を非難したわけでも何でもないのだが、ずっと言い訳を聞いていると自分が何か悪い事でも言ったかな、という気分になってくるから不思議だ。

告白したわけでもないのにふられるとか、親切心で教えてあげただけなのに舌打ちされる、とかそんなような気分だ。


とにかく、一方的に話したいことをすべて話した彼女は満足して夜の街へと消えて行った。
私はと言えば、一方的に言い訳されてものすごく消化不良な気分だった。




ホテルに戻りベッドに入る。
彼女の事を思い返してみたが、やはりどうにも納得がいかなかった。なぜ私は言い訳されていたのだろう、と。




多分、旅人というのは日常生活から抜け出したおかげで思う事、感じる事が一気にふくれあがる。そしてそれを吐き出したくてたまらないのだ。だから私はこうしてブログを書き続けるし、旅行記という名のブログも山ほど存在する。

彼女の場合、普段たまっている小さなストレスや不満がふくれあがったのかもしれない。そして、会ったばかりでこの先二度と出会わないであろう私は、その吐き出し先として適任だったのだろう。


旅先ではいろいろな人に出会い、話す機会があるが、今日の彼女は私に出会えてラッキーだったということだ。そして私は、アンラッキーだったのである。



さて、明日からのカンボジアではどんな人に出会うのか。
ラッキーである事を祈りながら眠りについた。







2007_1229AM
ベトナムでよく見かけたハンモックカフェ。
昼寝したり、だらりとしながらおしゃべりしたり。
このゆるさにやられて、思わずお土産にハンモックを3つも購入。




男でも女でも、一人旅でもグループ旅行でも。
旅は楽しい!
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カテゴリ:ベトナムとカンボジア | 23:28 | comments(2) | trackbacks(0) | - |
ホーチミン1日観光ツアー 2
ホーチミンに戻り、ツアーは終了した。またどこかで、なんてシンガポーリアンの女の子たちに別れを告げ歩き出す。時計は17時半をさしていた。夕飯を食べる場所を探さなければ。

少し慣れてきたので、ローカルなレストランに入ってみようと通りをうろうろするが、道ばたの屋台はまだちょっと勇気がでない。少し人通りが少なくなったころ、1軒のレストランが目についた。明らかに現地の人しかいないし、それほど混んでもいない。

ここにしようか、でも大丈夫かな。なかなか入る勇気がでない。


3往復ぐらい店の前を通り過ぎ、ようやく意を決して店に入った。


入り口に小さいキッチン(というよりは、屋台の屋根なし)があり、そこでフォーなどを作っていた。「何がありますか?」と英語で聞いてみたが、どうやら英語がわからないらしい。料理をしているお兄ちゃんも、ウェイトレスの女の子も明らかに怪訝そうな顔をしていた。

食べられれば何でもいいや、と思っていたので他のお客が食べている物を指差した。「あれと同じのをください。」なんとか通じ、テーブルにつくことができた。ここまでくれば、あとは見よう見まねで食べてお金を払えばいいだけ、と安心しかけたがテーブルに運ばれてきた料理を見て少し怖じ気づいた。

フォー(なのかどうかはよくわからないが、とにかく麺類)と一緒に出てきたお皿に、山盛りの生野菜が乗っていたからだ。

生水は飲まない事。
氷もしかり。
生野菜も要注意。
生水で洗ってあるし、寄生虫がいることも。

そんな注意事項をどこかで目にした。どう考えてもこのフォーの上にこれらの生野菜を乗っけて食べるに違いない。むしろこの野菜なしではあまりに寂しすぎる夕飯だ。しかし、私の旅は始まったばかりで、おなかを壊すならできれば旅の後半以降にしたい。


短時間でいろいろ考えたが、よく考えたら昨日すでに氷入りのジュースを飲んでいた。下るなら下れ。

そう思って野菜を全部フォーの上に乗せた。

2007_1229CK


味はまあまあだった。
生野菜のおかげでスープは生温くなってしまったが、そういうものなのかもしれない。もやしを生で食べるのも初めてだった。



8000ドンを支払い店を出た。16000ドン=1ドル、1ドルがこの時100円ちょいだったので50円ぐらいだ。

ツアーの昼食後に飲んだコーヒーが確か8000ドン、ペットボトルの水が6000ドンで、このフォーと同じぐらいの値段。

昨日の観光客向けのレストランで食べたフォーとジュースは40,000ドン。250円。


だんだんと相場がわかってきたような気がする。
とりあえず、このお店はローカル向けだという事は確かだった。





くつろぐところまでは行かなかったが、ローカルレストランに挑戦できただけで満足だった。

多少の疲労と、レストランから出た安堵感と、満足感。そして一人旅の高揚感。なんだかいろいろミックスされて自分でもよくわからない感じで歩き出した。

今日も無事終了、あとはホテルに戻って寝るだけだ。
そう思い歩いていると、声をかけられた。


振り向くと、そこにはツアーで一緒だった日本人の女の子がたっていた。
ホーチミン2日目は、まだ終わらなかった。





2007_1230AB
こんな紙パックの牛乳を売っていたので思わず購入。
どうやって飲むかわからず、結局端を切って直接飲みました。
普通の牛乳かと思ったら甘かった、、、。




さっき見たら1位でした!ビックリ!!
みなさん、応援ありがとう!!!
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カテゴリ:ベトナムとカンボジア | 00:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
ホーチミン1日観光ツアー 1
フランスパンにスクランブルエッグ、そしてフルーツという、フランスの植民地だったことを思い出させる朝食を取ったあと、昨日申し込んだ1日ツアーの集合場所へと向かった。

 みんなが集まった後、今度はバスの待つ場所へと徒歩で移動。旅行エージェントのシンカフェの近くだったが、どうやらこういったツアーが毎日たくさんあるらしく、道にはたくさんの人とバスがあふれていた。 

私の申し込んだツアーには日本語版もあったのだが、プラス10ドルというので英語の方に参加した。日本人のグループ参加者の中に一人も嫌だったし、貧乏旅行で10ドルは大きかったのだ。 その日本語版のツアーグループが隣にいた。昨日はほとんど見かけなかった日本人が、今目の前に団体でいることに少し驚いた。やはりどこに行っても日本人観光客というのは多いようだ。



2007_1229AB



 しばらく待って、ようやくバスが走り出した。ベトナム人のガイドのおっさん(おじさんではなく、おっさんという呼び方が似合う人だった)がしばらく何やら話していた。なんとか拾えた単語と、こういったツアーの傾向ともらったツアーパンフの内容を総合して、だいたいの予定がわかってきた。


途中お約束のお土産屋などに寄りながら、船着き場に到着。そこからは船で川に浮かぶ小さな島(?)によってお昼を食べたり、ココナッツキャンディー工場を見学したりした。
参加者は国籍豊かで、アメリカ、オーストラリア、韓国、シンガポール、などなど。一人参加の日本人の女の子も2人ほどいた。


「アジア女一人旅」なんて言うと、すごいねーと言われる事が多いが実はそんなのはざらにいるのだ。ちなみに、「女一人登山」も、危なくない?とかなり驚かれたりするが、五竜岳に一人で登った時の山小屋で詰め込まれた女部屋は14人全員が女一人登山だった。(平均年齢はかなり高めだったが)



 ホーチミン観光ツアーは予想通りかなりゆるい感じで、アオザイを着て歌を歌う女の子達も、ココナッツキャンディー工場で働く人たちも、とりあえずお客が来たからやるか、といった雰囲気だった。唯一やる気があったのはボートのこぎ手の人たちで、常に笑顔を振りまき、別のボートとすれ違う時には「そいつにチップをあげて!」とお互いのお客に声をかけていた。


 


2007_1229AW 



お昼やお茶の時間には、テーブルに分かれて座ったのでなんとなくグループが出来上がった。一人だった私と、バスで隣に座ったこれまた一人参加の韓国人の男の子、そしてシンガポールから来たという若い女の子3人組と一緒にごはんを食べたり、世間話をしたりした。


シンガポールの女の子達は、おしゃれで、英語と中国語を操り、そして何よりとても社交的だった。それまで持っていた私の勝手なシンガポールのイメージは覆された。アジアというだけで発展途上国と思ってしまっていたが、私の想像していた発展途上というものはもう古い時代の物なのだと知った。新興国という言葉をよく耳にするが、発展に行き詰まった先進国よりもむしろ中国やインドなどの発展真っ盛りの国の方が逆に勢いがあり、そして先進国と発展途上国の差というものも、昔に比べたらかなり狭まっているのだ。


単一民族の日本という国から出て、こういった多国籍な場所に飛び込むと、新しい発見がたくさんある。これがバックパックの旅の醍醐味なのかもしれないと思った。






2007_1229AI
12月のベトナムだが、きれいなお花がたくさん咲いていた。





女一人旅を楽しむ人はざらにいます。
そしてその一部がここに集結しています。
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カテゴリ:ベトナムとカンボジア | 00:42 | comments(3) | trackbacks(0) | - |
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