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リハビリ最終登山 檜洞丸
2010年5月22日(土)
だいぶ山歩きに慣れてきたので、今度は少し長めに歩く山へ。
丹沢山塊の中で2番目に高い山、檜洞丸。


シロヤシオが咲く5月下旬〜6月上旬にかけてが一番のシーズンだ。
だから登山客も多いし、過去2回、友人と登ったことがある知っている山なので、一人でも安心。


西丹沢自然教室まで車で行く。
無料の駐車場はいっぱいで、道ばたにまで車がつらなって停まっている。
こんな時はおとなしく少し上にあるキャンプ場の有料駐車場に停める。
1日500円なので、ヘタな所に停めて他の人の迷惑になったりするよりはいいし。



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丹沢にはキャンプ場がたくさんある。
檜洞丸の登り口には西丹沢ウェルキャンプというキャンプ場があり、テントを張って楽しそうにキャンプをしている人たちを見ると、登らずに川辺でゆっくり山を眺めているのもいいかも・・・、なんて事を思ってしまうのだ。




以前夏に登った時、水が足りなくなってかなり焦った思い出があるので、今回は少し多めに。あと、久しぶりにステッキも持って行くことにした。膝が弱い私は、やっぱりあると下りでかなり楽になるのだ。



登山届けを出したらさっそく出発。
やっぱり歩くのが遅い私は結構抜かされながらだったが、程よく汗をかきながら1時間ほど歩いた。


檜洞丸は、ブナの木が多くある。私は、ブナの木が好きだ。かっこいいから。どこが?とか聞かれても答えに困るのだが、とにかく私にはかっこ良く見えるのだ。

(ちなみに、富士山の宝永山もかっこいい。頂上から御殿場口の方に降りてくる時に見える宝永山は、まじでかっこいいと思う。これは、友人も言っているのできっと実際に見たら多くの人がそう感じると思う。)



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どの山にも主のような木が必ずある。
以前も登った事がある山だと、何となく見覚えのある木とか、去年も写真撮ったよなー、とか言う木が必ず存在する。


木と言うのは、いつ行っても必ず「そこ」にいるのだ。
よくよく考えると、動植物で、人間より寿命が長く、一定の場所に居続ける木という存在はすごいと思う。



もちろん、都会や住宅街にある木は切り倒されたりしてしまうことが多いし、山中にある木でも、大きくなる前に枯れたり、大きくなってからでもなんらかの理由で倒れたり枯れたりする木はたくさんあると思う。



それでも、主的存在にまで大きくりっぱに育った木は、記憶に残り、次回訪れた時もそこにいてくれる。



まるで田舎にいるおじいちゃんのように、また来たよー、元気だったー?なんて声をかけたくなるのだ。(実際に心の中ではそんなことをつい言ってしまう)


木に癒される、というのはこういう事からなのかな、とふと思った。
とにかく、りっぱなブナの木に出会うと立ち止まって見上げたりしてのんびりと進んでいった。


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これは、私の記憶に残っていた「ねじれ木」。
地面が崩れてしまって斜めに立っているのだが、きっと倒れないようバランスをとるためにこうやって反対方向にねじりながら成長していったのだと思われる。
自分の置かれた状況に、文句一つ言わず黙々と、ただ「生きる」を続けるその姿には感服する以外にない。






コースタイムは3時間45分となっていたので、2時間ぐらい歩いた所で長めの休憩をしようと思っていた。(結局このコースタイムは少し長めの設定だった事があとで発覚)


ちょうどそれが、展望園地のところだった。
大きなテーブルベンチがあるので座ったが、すでにほぼ満席だったところに後からどんどん他の登山客もやってきて、落ち着かない。


こういう時は、やっぱりだれかと一緒のほうがゆっくりできる。
(ただ単に私が小心者というだけかもしれないが)
結局、少しお菓子を食べただけで5分も休まずに再び歩き出した。



これがいけなかったようで、普段後半から調子が上がってくるタイプなのだが、逆にこの日はだんだんとつらくなってきた。おなかも空いて、グーグー言っている。


帰りの道を犬越路の少し遠回りの道から帰ろうかと思っていたので、早く頂上につきたい。
お昼はやっぱり頂上で食べたい。

そんな思いもあったので、ついつい休憩を取るタイミングを逃す。
前回来た時は、けっこう余裕で歩いた覚えのある道だが今回はつらい。



結局、3時間で頂上についた。
後で昨年の写真を見返したら、3時間20分ぐらいかかっていた。つまり、休憩をしなかった分だけ早く着いているので実際歩いていた時間は変わらない。でも休憩をしなかっただけであれだけ辛さ具合が変わってくるのかと、少し驚いた。

休憩と栄養補給がいかに大切かがわかった気がする。



頂上は、やっぱり多くの人でにぎわっていたが、けっこう広い場所なのでそれほど探さずにお昼を食べる場所を確保する。
休憩をほとんど取らずに来たため、ここではごはんを食べ、コーヒーを入れてゆっくりした。周りを見れば、シートを広げて横になって休んでいる人もいる。それもありかな、と思いながらも日焼けが気になり座って休む事しかしなかったが。

ちなみに、山頂には山小屋があり、宿泊が可能だ。(週末営業)トイレもある。
トイレに行くと、行きで見かけた親子がいた。小学生ぐらいの息子とお父さんだが、この息子がへこたれずにお父さんについて行くのをみて、思わず「お兄ちゃん、えらいねー、がんばるねー」なんて声をかけたから、向こうもこちらに気づいて会釈してくれた。


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おきまりの、カップヌードル。
カレーヌードルのミニがあればいいのに、と思いながらいつもノーマルタイプを買う。



頂上まで登ってくる間に、同じぐらいの速度の人たちと顔なじみになる。
特に一人で登っている場合は、あえてそういう人に声をかけておく。自分が遭難した時のことを考えて、なるべくみんなの印象に残っておいた方がよいと思って。

逆に自分も、他の人をなるべく覚えておくようにする。
何かあった場合に、自分の持っている情報が役立つかもしれないから。

例えば、今回は登山口に戻った時におじさんが一人そこでうろうろしていたので、「連れの人を待ってるんですか?」と声をかけてみた。「麦わら帽子をかぶった女性なんですけど・・・」と言う。

麦わら帽子をかぶっている人はあまりいない。だから、その人の事は覚えていた。けっこう前に抜かしたおばさんに違いない。「どこどこの辺りで抜かしましたよ、まだもう少しかかるかも知れません。」なんて事を教えてあげると、おじさんは少しほっとした感じだった。


こんな感じで、山では他の人とのちょっとしたコミュニケーションが重要だったりする。
普段は知らない人にはなかなか声をかけにくいが、山ではしやすいので逆に会話を楽しむというのもありだ。


この、今この時だけの会話、関係、というのが心地よかったりする。
これは、登山と旅の醍醐味かなぁなんて思った。







帰りは結局疲れてしまったので、犬越路からの道はやめ、来た道を戻った。
2時間ちょいぐらいで登山口まで戻ることができた。

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登山後のブーツを脱ぐ瞬間は本当に気持ちがよい!



このリハビリ登山を数回した結果わかった事。
今まで登山後に出ていた痛みが、登山中に出ることが多々あった。
生き物とは老いるもの。何もせずに今まで通りはいかないようなので、山小屋泊登山とかする前には何かしらの対応策を考えておいた方がよいようだ・・・。





でも、これでリハビリは終了にする。
梅雨に入るので、また長期休暇になる可能性が高いが、夏にはまた北アルプスとかに出かけたいな、と思う。








新たな試みで、Flickr の檜洞丸のセットの写真すべてに一言つけてみました。
檜洞丸がどんなところか知りたい方はよかったらどうぞ。
一つ一つあけてみるか、もしくは右上のボタンでスライドショーにして、更に右上のShow Info をクリックすると一言コメントが見られます。




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カテゴリ:山旅 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
金時山
 2010年5月15日、金時山に登ってきた。
前回のリハビリの第二弾。


10:45に金時神社を出発。
うっかり有料の方の駐車場に停めてしまい出だしはつまずいたけど、靴も順調、息は上がるけどそれほど苦しくない。


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登山者の多い山では、こんな感じの道をよく見る。
道がえぐられ、木の根がむき出しになっている。
低山では山頂まで木の間を歩く事になるが、その木のすごさを感じることがよくある。
基本的には自然を傷つけないように、木や、木の根を踏んだりつかんだりという事はさけなければいけないのだが、どうしても頼らないと上にあがったり下に降りたりできない場所というのは存在する。



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これは土がけずられて外に出ている木の根。
ちょうど大きな岩の所に出ているので、皆がこの根を掴んでその岩によじ上るためこのようにつるつるになったのだ。


けっこう細い幹や根でも、しっかりと私の体重を支えてくれることにビックリする。
崖崩れのようになってしまった場所に、大きな木がしっかりと立っていたりする状態を見る事もある。目に見える以上の範囲で根が土に張りそれを可能としているのだ。


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根の周りを覆う苔は、水を貯える。
そうやって持ちつ持たれつ森は生きている。


こんな自然の姿を観察しながら歩けば、いつの間にか山頂に着く。



この季節の土曜日、もちろん登山客は多いが、ここ最近の山流行りのせいか、山頂には若者のグループがけっこういてわいわいと騒がしい。

(あと、どうでも良い事だが山ファッションが流行りすぎているのか、よく雑誌で見かけるウェアを着ている人がたくさんいて、かぶりすぎでかわいそうだった。
コロンビアのカラフルボーダータイツとか、3人ぐらいいたし。
かわいい山服がたくさん出てきたのはうれしいけど、派手でインパクトの強い物が多いから注意が必要だね。)


景色は少し遮られるが、山小屋前の広場から少しくだった所に陣を取る。
今日もごはんはカップラーメンとおにぎりだが、ちょっと余裕が出てきたので持参したコーヒーを入れて飲んだ。



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頂上についたのは12時ぐらいだから、ちょうどコースタイムぐらい。
ようやくいつもの調子になってきたみたいだ。
(基本的に歩くのは早くないので、だいたいコースタイム通りにつく)






リハビリは順調、帰りによった富士八景の湯はイマイチだったけど、いい一人山歩きだった。








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金時宿り石。
写真では小さく見えるが、4〜5メートルぐらいあると思う。
つっかえ棒をしたくなる気持ちもわかる。






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カテゴリ:山旅 | 20:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - |
愛鷹山 越前岳
京都で散々な目にあったその週末、新しく買った靴がダメダメなのはかなり痛いから、もう一度山に行って確かめよう、と一人越前岳に登ってきた。

 越前岳は、愛鷹山と呼ばれる山塊の最高峰だ。 最高峰なんていうとすごく聞こえるが、2時間程度で登れる標高1500メートルの低めの山。 登り始めは相変わらず息がすぐ切れる。 でも、靴下を変えたせいか、靴は問題なし。



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 天気は快晴だし、気持ちがよい。 富士山は見えないけど、十里木の道路の向こうにゴルフ場やこどもの国が見える。 (こどもの国の敷地がかなり広くてびっくりした)




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低い山でも自然の営みが見られる。 これは共存?共生?なんだっけ? 2本の木ですが根っこがつながっている。




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こんな感じの木の迷路っぽいところをずっとあがって行くと、やがて山頂。
相変わらず休憩時間はかなり長かったけど、それほどつらさはなく登れた。 ヨカッタ!


 山流行りのせいか、山頂には若いカップルやファミリーがけっこういた。 数年前までは、山に入って会うのは定年退職した老夫婦か本気登山の人ばかりだったのになぁー。 


 お昼ごはんを食べ一服した後、靴ひもを締め直し恐怖の下りに。 また足が痛くなったらどうしよう、と不安な気持ちで下山開始。 が、拍子抜けするほどひょいひょい歩ける。 むしろ以前よりらくちんな感じ。 どうやら、京都の山での足の痛さの原因は、 ・甲が薄い靴下を履いていた ・体力不足 ・長い急坂だった の3点からだったようだ。 


今回買った靴は、縦走にも使えるもの。 そのため片方700グラムと以前履いていたものよりもかなり重く前回の登山では非常に足が疲れたのだが、慣れればそれほど気にならず、また靴底が固いので岩場とかのぼこぼこしたところが非常に歩きやすかった。



例えば、サッカーボール大の石の上に片足で立った場合、ビーサンとスニーカーでは足の力の入れ具合が違う。 底の柔らかいビーサンで接点の小さい場所に立つと自分の足の力でバランスを保たねばならないが、ある程度固い底のスニーカーなら、底に足の裏全面で多少力がかけられるので楽だ。



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ちなみに靴は、好日山荘で購入したLOWA(ローバー)というドイツのメーカーのもの。
前の靴もここので、私の足の形に合っているようで一番履いてしっくりくる。



あとこれは家に帰ってから気づいたのだが、前履いていた靴の、靴底の減りが半端なくひどかった。

 今まで下りでは絶対に1〜2回は滑ったりしりもちをついていたのだが、その7割はきっと靴のせいだったと思う。 年間数回しか使わないからといっても、丸一日舗装されていない道を歩いたらそりゃあ通常よりも靴底の減りは激しい。 せめてソールの張り替えぐらいはしとけばよかった。反省。 


長く履いているトレッキングシューズがあったら、一度ソールを確認してみたほうが良いかもしれない。 ぼこぼこが残っていても、角が丸まっているようだったら張り替えを考えるべきだ。



ミニ登山だったが、いろいろわかってよかった。 前回の登山からいいインターバルで登ったので体調もよし。まだしばらくはリハビリ登山が必要だが、夏になったら高山にも登りに行きたいと思う。




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お昼はまたまたカップヌードル&おにぎり。 
山だから許される炭水化物カップル。 (普段は後ろめたくてできない組み合わせ) 




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